Margikarman ItoA
自分の死から始まる
このゲームはまず自分の死から始まり、そこに女神と名乗るものが現われ、主人公は死んだと告げられます。
死んだ人間は生前やり残したことがあると、ダーストと呼ばれる化け物になってしまい、主人公はそれを防ぐために、現世に行ってやりのこしたことを探しに行きます。
そして主人公が現世でやり残したことを探していると、そこには未練を残して死んだ同じような境遇の人間に遭遇します。
そのような境遇の人間の未練を解決すると、仲間になり一緒に行動する人も出てきます。
最初は主人公やその仲間は、幽霊でありますので、当然のことながら他人に気づかれることもなく、物を掴んだり触ったりすることも出来ず、会話も出来ません。
しかしながら次第にレベルが上がると、そのようなことも出来て、物語も同時に進展していきます。
他の人の会話も聞くことが出来るようになることから、重要な話を聞いたり、物を触ったり動かしたりすることも出来るようになり、これにより他の人に気づいてもらい、ストーリーが進んだりもします。
そして主人公のみならず、時には仲間になった人の視点で操り物語を進めていくこともあります。
ゲームではメインストーリー以外にも、サブストーリーも充実しており、全体的にシリアスなテーマと作りではありますが、主人公達のギャグやコントもちりばめられていますので、重苦しい雰囲気にならずにゲームを進めていけるでしょう。
また戦闘システムも良くできているので、飽きずにクリアできる内容です。
回復手段がない
このゲームの特徴は、主人公達のHPは最初はとても高いですが、回復手段がほとんど無いということです。
HPは猶予と呼ばれており、薬草や宿屋のようなものはなく、回復アイテムがあっても少ししか回復できません。
戦闘になるとダメージを受けますので、猶予が減っていきます。
そのために如何にダメージを受けず少なくして、物語を進めていくかというのが大きなポイントです。
最初のころから中盤ぐらいまでは猶予がほとんど回復出来ないので、とても苦労するかもしれませんが、終盤になると回復方法が出てきます。
ただし回復方法が出てくる頃になると、敵もそれにあわせて強くなっていき、中には回復が追いつかず負けてしまうような敵もいます。
また戦闘ではTPというパラメーターもあり、TPは戦闘を行う度に溜まっていきます。
そして一定量になると必殺技を放つことが出来ます。
攻撃だと1しか溜まりませんが、防御すると3溜まるので、如何に上手く防御を使うかも鍵です。
ストーリーが進めば、次第にTPで使える大技も覚えていきますので、爽快な攻撃も出来るようになります。
クリアを目指す以外にも全アイテム回収などを目指しても良いかもしれません。