やばたにえん

かわいいドットで演出される残虐なシステム!やばたにえんの特徴は?

「やばたにえん」は、かわいらしい2Dドット絵が特徴的な脱出ゲームです。
往年の女子高生言葉である「やばたにえん」というタイトルから想像できる気の抜けた面白さ、ドット絵ならではのやわらかなグラフィックの雰囲気、二頭身の少女たちのかわいらしさがあるものの、やばたにえんの舞台や演出はその真逆をいっています。
というのも、プレイヤーがやばたにえんの舞台である屋敷に入ると、最初に見つかるのはなんと巨大な電気のこぎりの真下に拘束されている女子高生(JK)なのです。
ゲーム画面には主人公の行動ごとに加算されていく「STEP」という数値があり、この数値が一定を越えると、JKはのこぎりで全身を切断されて死んでしまうのです。

STEPという行動数に制限がある中、屋敷の中に囚われた少女たち全8名の命の取捨選択をしながら脱出していかなければなりません。
時には命を守るために助けるべき少女の四肢の切断までする必要がある、ぱっと見の印象からはかけ離れたグロテスクでむごたらしいギミック・筋立ての脱出ゲームとなっています。

手順の浪費で失われる「命」の緊迫感とストーリーのむごさ!やばたにえんの魅力

やばたにえんはスマホ向け脱出ゲームの中でも、「屈指の鬱ゲー」として名を馳せています。
それはクリアするまで無数に繰り広げられるJKたちの死や、巨大な枝切りバサミを始めとするものものしいアイテムの使用方法のむごさだけが原因ではありません。

このやばたにえんは、複数のエンディングが用意されているマルチエンディング方式が採用されています。
エンディングは生存人数や「誰」を生かして脱出するかによって分岐し、その中の一つにこの屋敷で起きた出来事の真相が見られるルートがあります。
JKたちを助けようとしていたプレイヤーを奈落の底に叩き落すような真相ENDは、まさに「鬱ゲー」を冠するにふさわしいものとなります。

やばたにえんのおすすめな楽しみ方は?

やばたにえんを楽しめるのは、スプラッター、グロテスクなゲームが好きなプレイヤーです。
逆にそれらが苦手な人は、脱出ゲームが好きでもおすすめしかねます。
3DCGに比べてリアルさはない2Dドットですが、鮮烈な赤で表現される血の表現、肉体の欠損表現は脳内で具体的に補完してしまうには十分な描写です。

また映画「SAW」シリーズのような、「無残で凶悪な罠にかけられた人間」をどう助ければいいか・どう助かるのかという緊迫感が好きな人にはおすすめです。
STEP数という制限の中、より手早くJKたちを助けるにはどうすればいいか、映画さながらの謎解きや閃きが楽しめる脱出ゲームです。